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ソー:ラブ&サンダーのRAMPOのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
3.8
ソーの物語だから仕方ないが、エンドゲーム後に連んだガーディアンズたちとの絡みが薄く、ほぼコメディパートだった(蛇足感も…)のはちょっと残念。
また、ちょこちょこ入れてくるギャグシーンも、決して笑えるものでなく物語への没入感を阻害する(これは個人的なセンスの問題かも)。

あと、MCUの世界における神様達のキャラ設定ってどうなん?とても人間味があって親しみやすい?とするなら、極論、神様である必要ないんじゃないって感じる。それくらい冒頭のラプーを筆頭にどうしようもない。
ま、だからこそソーが神様でありながら1ヒーローたりえるのだろうけど。

中盤以降クライマックスは相変わらず素晴らしく、劇場の大画面、大音響で観るべき作品です。
ただゴアにはもう少し「神殺し」と呼ばれるに足る活躍して(文字通り、上記のどうしようもない神達をガシガシ殺して)欲しかったかな。いまいち神々にとっての“神殺しゴア”の脅威が伝わってこなかった。
ソー、マイティソー対ゴアの対決に極小化された気がします。

例によって前評判、事前情報を一切入れずに観たんですが、一番驚いたのはラストの題名回収でした。てっきり…と思ってたので(逆に本作限りと思うとちょっと残念)。
それだけで若干ポイント上乗せです。
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