西木寸

ソー:ラブ&サンダーの西木寸のレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
3.5
地位=神としてのアイデンティティを喪失していたソーが、行動=ヒーローとして再確立する話。

相対化された「神」と「神に裏切られた者」が敵対する構図の中で、そのどちらでもあり、どちらでもないソーが、「ラブ」で人助けをする構図が良かった。

神を相対化する事から始まる話であり、裏切られた者の背景や、ソーが背負ってる者含めて、いくらでも重たくできるけど、それをオフビートギャグ全開で軽くしてしまうのはワイティティ監督節。

なんですが、、、二次創作感が強いダラダラしたやり取りが中心で、ストーリーが止まってばかりで「何の時間なんだ...」と感じる事が多く、余り乗れなかった...
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