ＭＣＵマイティ・ソーシリーズの４作目。前作に引き続きコメディ要素が強めの作風で肩の力を抜いて楽しめる作品になってはいるものの、ストーリーもやや緩い仕上がりになっており粗が目に付くところも多い。
神への復讐を狙う今回のヴィランであるゴアのシリアスな背景は全体のコメディ色とマッチしておらず、テーマ的な掘り下げもあまりないまま終わってしまった感じが強い。またゴアがソーにとってどのくらいの脅威なのかわからないままで仲間探しに行くパートはゼウスの顔見せ以外ストーリー的にはほとんど無駄になっている。
とはいえそこまで気にしてみるような作風でもなくアクションなどで気の利いた演出も多いので、まあこのくらいでもいいのかなと思わせるような映画であった。
