Tsuneno

ソー:ラブ&サンダーのTsunenoのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
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これ、とても評価の難しい作品。
(なので、自分の中でハッキリするまで、評価しない)
最後の最後の最後まで判断を決めかねていて、ラストの一言でいきなり反射的に嗚咽が漏れた。嗚咽が漏れた少し後で、脳みそが嗚咽の意味を理解した。これを狙って延々2時間我慢させてたのであれば天晴れと言うほかない。
 
ただね、「これ単に魅せ方に失敗したんじゃないかな」という疑念は晴れない。それくらい、道中は中途半端にみえていた。笑わせたいのか泣かせたいのか、本気なのかおふざけなのか、バカなのか大真面目なのか、そういう両極端なところを行ったり来たり。観劇中の俺の顔をサーモカメラで捉えていたとしたら、ずっと中途半端な表情が映り続けていたとこだろう。
 
そんな評判が手伝ってか、公開1週間ほどのはずなのに、巨大スクリーンが見事に貸り切り状態。貸し切りになるほどつまらなかったとは思えないが、まあ気持ちはわかる。
MCUが好きで、一見駄作のようにしか見えない作品に意味を探そうとしない限り、「アーツマンネ、次次」となっちまう作品であるような気がする。
 
ただ、その意味を探して、Disney+で配信が開始されたら、もう一度観ちまう気がする。
なんか不思議な作品。
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