なりノフ

ソー:ラブ&サンダーのなりノフのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
5.0
タイカ・ワイティティ、やっぱり天才。
NTR作品か何か?いやすっげえ面白かったな…………すっげえ面白かったな!!!
あっという間の2時間だった。やはりタイカ・ワイティティは天才。天才すぎない?

2時間に詰めるには詰めすぎちゃうか?ってぐらい色んなことをして、それでも観てて全然混乱しないぐらい綺麗な道を作っている映画だった。天才がすぎる……。
ストーリーも良い。テンポも良い。MCUとして広げた世界観を全力で活かしつつ、『ソー』の物語を描き出す。
夢中になってたら終わってた。

この映画、MCUの29作品目って雰囲気より『ソー・シリーズの4作品目』って空気が強くてすげえ楽しかったよ。しかもヒーロー物って感じも少ない。
戦闘シーンことあれど簡潔で、ソーとソーを巡る人々の人生の物語を描いている映画って印象。良い……。

ひたすら煌びやかで色鮮やかで美しいものを描き続けて来たからこそ際立つ、色も嫌う影の国の冷たさ。映像という媒体で人々の心を掴む技を心得てる人の映画だ。
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