Yuuki

ソー:ラブ&サンダーのYuukiのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
4.8
愛する娘を失い、信仰していた神にも裏切られた男ゴアが全てに絶望し、手にした者を呪うネクロソード片手に全ての神々を殺す行脚を始める。そして地球にある海辺の町アスガルドがゴアに襲撃され自分探しの旅に出ていたソーが舞い戻り応戦するのだが、そこに加勢してきたのは、ソーの格好でムジョルニアを手に敵をバッタバッタとなぎ倒す元恋人ジェーンだった!なんで〜!?な話

前作「バトルロイヤル」でギャグ方面に大きく舵を切って大成功を収めたタイカ・ワイティティが監督を続投したハチャメチャ神バトルアクション。おもしろすぎ!他のMCUと比べると設定がかなり荒唐無稽でファンタジー色が強いけど、手堅くそして副題の「ラブ&サンダー」が痛いほど伝わる愛のシナリオとそこら中に散りばめた笑えるコメディ描写とのバランスが相変わらず洗練されており、いい意味で緊張感の無い唯一無二の大ソー活劇が堪能できる傑作でした。クリスチャン・ベールの使い方はかなりもったいない気はするが…

で、ガンズ・アンド・ローゼスのレジェンドロックナンバーにのせて戦うバトルは血湧き肉躍るし、ソーに加勢してくれた人々はマジで一生の思い出と自慢になる撮影だろってくらいにファンタジックな体験だったろうなーとニコニコしてしまいました。当方 老人なのでね…。それにしてもエンドゲームでひと段落ついて以降、次々と色んなキャラのその後が描かれたり、新ヒーローがドラマで飛び出したりと、ますますMCUのネクストフェーズから目が離せませんね。新アベンジャーズが計画されてるなら是非やって欲しいもんです。敬具
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