Shockman

ソー:ラブ&サンダーのShockmanのネタバレレビュー・内容・結末

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

「普通に」おもしろかった。
見ていてお話がよいとか、新しさであるとかはなくて、この作品がMCUユニバースにいい刺激を与えるとかはないと思う。
お話はむしろツギハギで雑さを感じた。

さらわれた子供たちが、恐怖にさらされがら、
「ソーが救いにきてくれると信じてる」
とソーにすがる思いで願いを託す中、
神々の世界でおもしろくないジョークをとばしながら、緊張感無く平和ボケしたように事を勧めているソーたち。

苦しい時、弱者(子どもたちや、社会的弱者)は強者(大人・権力者)にすがるしかなく、そしていつどんな時もその影でトラウマになるような経験し1番傷つくのは子供達や弱者であるとうこと、弱者が逆境を切り拓くような力を手に入れることができるのも、権力者しだいであるということが、クライマックスのソーが子供達に力を与えるシーンから感じられた。

力あるものでありMCUシリーズの中で先輩であるソーが、自覚と未来への責任としてブレイクスルーがある場面をもう少し見たかった。
弱い者いじめみたら助けようという論理を言いつつ、他国の戦争に介入しているとしたら何が弱いものなのか、善悪とはなんなのか。そんなソーもおそろしい。

今自分が生きる世界とのリンクと、大人としての自覚みたいなもの見ながら考えてました。

最後の娘とのシーンは最高でした!
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