たわらさん

ソー:ラブ&サンダーのたわらさんのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
3.5
Thor: Love and Thunder / Phase4

ソーの単発でやること無いだろうと勘ぐっていた結果、引っかかりの無い単調な物語で『Endgame』後のソーを観たい人のファンムービーの印象を受けた。『Ragnarok』と同監督であるのに笑えなかったのは、ロキやハルクより周りのキャラが弱かったのがあるだろう。シリアスとのバランスも悪く、チグハグしてしまったのは勿体ない。

大局的にみると3作品で家族を失うソーの物語をやってきて、ソーが家族を持つことで新たなフェーズへと移り変わった。血筋を尊ぶ神話的な価値観を逆行する神の物語であるも面白く、プロットを上手く扱えば良作になれた。送られたプロットをワイティティがアドリブを効かせた結果、福田作品と同じような始末になってしまったように思える。
たわらさん

たわらさん