このレビューはネタバレを含みます
ハロウィンの日に映画館で観られてよかった!
78年版→18年版→21年版
前作直後のストーリーです。
そして、78年版直後のストーリーでもあります。つまりはルーミス医師に撃たれて窓から転落してから逮捕されるまでも描かれています。
本作はマイケルが相当な人数の殺人を犯します。多種多様な殺人描写にノンストップでアドレナリンが出まくること請け負いです!
前作でローリーに狩られる側に成り下がったマイケルでしたが、ローリーが動けないので、また狩る側に返り咲いた姿が見られて興奮しました。
特に大火のなか消防士11人を皆殺しにするシーンはビジュアル的にも屈指のかっこよさでしたね。
マイケルへの恐怖に暴徒と化した住民。脱走したもう一人がここで絡んでくるとは、キャメロンもそうだけど、前作でそれどころじゃかったから忘れていました。
マイケル自身だけではなく別の切り口からの集団心理という恐怖も描かれていてとても良かったです。あんなの怖すぎでしょう。
そして、78年版からリー・ブラケット保安官、トミー、リンジー、マリオンが参戦。回想シーンですが、ルーミス医師の姿も見えます。
これはファンにはうれしいですね。
トミーやリンジーがすっかり中年になっていて長い年月の流れを感じます。マイケルの恐怖を当時の誰もが忘れたわけではないが、ハロウィンが同窓会になりつつあるなか、ローリーだけがマイケルを殺す準備をし続けていたということが改めて狂気じみている事がわかります。
恐怖がブギーマンを作っていくという台詞にもあるように本作を経て、マイケルへの恐怖が伝染病のように町中に広がってしまったのとで、より強く、より無敵になったマイケルが大暴れする次回作も楽しみです。