追う者追われる者のぐるぐる逆転構造は引き続き、前作直後のお話の為マイケルvsローリーの因縁の対決はローリー重傷のため一旦お預け。今度は地元に凱旋で舞い戻ったマイケルvs43年越しに復讐を誓う地元暴力住民のスラッシャーバトル。その他大勢対マイケルはとにかく景気良く序盤からバタバタと人が死に、異様なテンションと含みのある文脈で畳み掛けてくる。
圧倒的な暴力を振るうマイケル・マイヤーズに対して、住民達のそれを上回る暴力と物量で対抗出来るのか、マイケルによって恐怖が蔓延したハドンフィールドの町は、人々はどうなるのか…などマイケル・マイヤーズが呼び起こす新たな狂宴を描いた意欲作でもあった。要素が多すぎてとっ散らかった印象は否めないけど楽しかったので良し。3作目の最終決戦に期待するのみ。
