本当に終わってしまった。もうあの音楽が映画館で聞けることはないのか…。
ハロウィンを現代に蘇らせる2018年のハロウィン、恐怖とは何かを問題提起したハロウィンキルズ、人々の心に渦巻く恐怖に対して、しっかりと誠実に答えたハロウィンエンズ。キルズが酷かったが、これはマイケルだけに注目してない点で同じだけど、明確なテーマ性のもと、焼き直し感も少なく良かった。過去作のオマージュも多く見られた。
マイケルもみんなが望むから蘇っただけで、みんながブギーマンはもういないと知ってもらえれれば死ねたんだろう。マイケルをローリーが人間であると本気で思ったから、殺せる存在と化した。前作のマイケルとは何かという答えと何も変化しておらず、依然と邪悪の根源である種の象徴としての存在でしかない。
本作は最初から老人感が凄かった。それでも頑張るマイケルが良い。
舌によってレコードが途切れ途切れになるシーンは秀逸だ。この殺し方を見れただけでもう満足。
それにしても、せっかく最後に桜を見る会が発足したのに、日本の公開日は桜が既に散っているのはいかがなものか。
