eikotomizawa

ハロウィン THE ENDのeikotomizawaのレビュー・感想・評価

ハロウィン THE END(2022年製作の映画)
3.4
ラストは好き!前作の不満かつ求めていたものがあった。ただし、そこまでの助走が長い長い。別物の映画を見ているのかと思ったくらい。やはり己の限界というか、終幕が見えてくると存在意義を遺したくなる衝動に駆られるんだろうか…とも。

ただし人外の凶悪性を描いた「キルズ」と人間らしさを描こうとした「エンド」は、ブギーマンへの解釈違いのファン達それぞれに配慮した器用さも感じるけど、同時にどちらも選びきれなかった作り手側のあまさ、中途半端さが残る。マイケル・マイヤーズに“貞子”みたいな作り手にメタ的に振り回される傀儡さを感じるというか、最終的に「結局彼をどう描きたかったの?」って解釈違いのファン双方から問われるような三部作。「二兎追うものは一兎も得ず」は、西洋のことわざ。
eikotomizawa

eikotomizawa