きょう

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのきょうのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から故チャドウィック・ボーズマン演じるティ・チャラの追悼から始まり、重々しく制作陣の敬意を感じる作りだった。
ただどうしようもなく、チャドウィック・ボーズマンの存在の大きさを随所で痛感してしまう。

脳のキャパ的に初見はストーリーを追うのにリソースを使っているため、キャラクターもといキャスト&制作陣の心情には疎い部分があり、泣き続けたという感想を見るとその域に達せていない自分が悔しい。
次に鑑賞する時はその辺りに寄り添えればもっと違う評価になるのかもしれない。

"ブラックパンサー" としては兄に続き母も失ったシュリが何を受け継ぐかを選択する物語であり、スーツの差し色が意味するところが分かると複雑な思いになる。最後は波が引く演出にかけて復讐心を飲み込む結末で良かった。。
アクション面では正直印象に残らなすぎたので、シュリだけのブラックパンサーのアクションをもっと見たい。

一方初お披露目であるネイモア率いるタロカン、リリ・ウィリアムズ(アイアンハート)を絡めた脚本は上手いなぁと思った。
ネイモアの出自や戦い方など、キャラクターの描き方はかなり好き。
最後の最後に「ブラックパンサーは最強」と小学生みたいな事を言い出したのはちょっと笑った。

アイアンハートは登場キャラが渋滞しているので、今回新スーツまで出したのは勿体無かった感。
アイアンマンオマージュのシーンはありつつも、あまり独自性は見られなかった。

最終的に ワカンダvsタロカン→民のため停戦 となったが、対外的にはタロカンは秘匿されており、ワカンダは諸国から色々と疑われたままとなっているのが今後のMCUでどう響いてくるか気になるところ。
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