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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのKのレビュー・感想・評価

4.6
【ワカンダフォーエバー】
国王ティ・チャラ亡き後のワカンダ王国。ティ・チャラの妹であるシュリたちは、新たな脅威となる海の王国タロカンの侵略から国を守るために戦う。

奇跡的に初日に見ることができた。全世界が注目する、『ブラックパンサー』の続編。この作品は見ている我々も一緒に乗り越えていかなければいけない映画だった。

まず、最初から映画で泣いたのは初めてだ。marvelのチャドウィックボーズマン氏への愛が伝わる素晴らしいはじまりだった。

2時間41分と長尺だが、これでもだいぶ縮めたんだなと感じた。見てる感覚では、面白すぎてそんな時間が経っていると思わなかった。

バトルシーンは文句の言いようがない。特に水の描写と空中戦はとてつもない。ネイモアは強すぎる。

この作品でシュリは多くのものを失う。兄に母に。それで復讐に囚われたシュリがハーブを飲んであったのはまさかのキルモンガー。これには驚いたが、ちゃんと物語の筋が通っていてすき。シュリの成長の過程正直うまくいきすぎていると思うところもある。

新キャラのアイアンハートこと、リリ・ウィリアムスは特に深掘りもされずにだだの天才という感じ。『アイアンハート』に期待。

ラストシーンでも、私は泣いてしまった。炎と共に兄との思い出を振り返り涙するシュリには、感情移入するに決まっているし、涙が止まらなかった。

シュリにとってのブラックパンサーとしてはまだ序章に過ぎない。多分続編が描かれて、ワカンダ・タロカンvs世界が描かれるとおもう。

ポストクレジットは正直涙が止まらなかった。その後の映像はよくわからないけどあの子がブラックパンサーなったら正直嫌だったためあのような理由で納得した部分もあった。

この作品はmcuを知らない人でも『ブラックパンサー』を見てるればわかると思うし、こんなに映画館で泣いたのは久しぶり。シュリのブラックパンサーのこれからに期待したし、戦闘シーンも胸が躍る。音楽も最高でフェーズ4の締めくくりとしても、いち映画としても最高の映画で、この映画はぜひ映画館の大スクリーンで見てほしい。
K

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