メッチ

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのメッチのレビュー・感想・評価

3.1
兄の意志を受け継ぐ話であり、チャドウィック・ボーズマンの意志を受け継ぐ作品でした。監督をはじめとする製作者の方々に敬意を表します。

チャドウィック・ボーズマンの突然の死とティ・チャラという国王の突然の死。現実と作品とリンクしていて、上映開始してすぐに亡くなった現実を突きつけられるため作品に引き込まれていました。葬儀のシーンやその後の母との会話のシーンから兄の死をどこか受け止められていない妹のシュリ。そんなシュリが現実を受け止めて意志を継いでいく姿が前作の父の意志を引き継ぐティ・チャラの姿と重なって見えました。1作目と比較して見ると作品の重さを感じます。

ただ、少し引っかかってしまった点がありました。本作で新登場するアイアンハートが今作の物語に関係していたが、そこまで重要キャラとして描かれていなく物語の本筋に関われていないところ。
しかし、以前までのマーベル作品特有の過去作をいくつも観なければいけないというのはありませんでした。ブラックパンサー1作目は単体で観れる作品。そしてその続編の作品として完成されていました。
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