大好きなマーベル作品の新作は、今回も迷わず初日に劇場鑑賞。「すずめの戸締まり」からのハシゴで、やや疲れ気味ですが…
冒頭、ティ・チャラが病で倒れ、志半ばでこの世を去る。主を失ったワカンダ。その隙を狙って、ワカンダが唯一持つ希少金属「ヴィブラニウム」を列強が狙う。ある日、CIAが海底で見つけた、ヴィブラニウム探知機を探索していると、謎の敵に急襲される…
これは全編通して、「チャドウィックに捧げる鎮魂歌」ですね…
まず、冒頭のシーンからの「マーベルロゴ」の流れで、涙が止まりません。
兄であるティ・チャラを失い、それまで以上に研究に没頭する妹シュリ。母である女王が強く気高く君臨するため、その陰に隠れて奔放に暮らす。しかし、ある事件でその母すらも失うことで、怒りに燃えて「ブラックパンサー」になることを決意する。私怨を晴らすために始めた戦争の行方は…
青い水生の敵に対して、ワカンダ軍が最新鋭の科学技術で戦う様は、さながら「ブラックパンサー ウェイオブウォーター」という感じ。公開日が近いこともあり、対抗意識がちょっと強すぎるのでは?
シュリはなるべくしてブラックパンサーになる訳ですが、如何せん線が細過ぎて、どうにも頼りないです。しかし、私怨を遂げるのか、兄のように気高くいるのか、葛藤するヒーローをなんとかやり遂げていましたね。そして、最後のあのシーンで、肩の荷が降ろされる訳で…
前作でも登場した、ウィンターソルジャーに助けてもらう流れを予想していましたが、裏切られました。(ウィンターソルジャー好きなので、ややガッカリ)
新キャラに頼らず、既存のキャラでやり切ったことに意外性を感じましたが、目新しさが少ないことは事実。映画をハシゴした影響もあり、途中で少し気を失いました…