このレビューはネタバレを含みます
-オープニングから製作陣のチャドウィックボーズマンへの追悼を感じるし、作中でもブラックパンサーという存在自体がティ・チャラとともに一度死んでしまったように描いている。メタ的にも物語的にもそこに、チャドウィックボーズマンこそが、ティ・チャラこそがブラックパンサーなのだという意思を感じた
-ただ、今回のタイトルもブラックパンサーなわけだから、それを乗り越えることが求められるというか、新生ブラックパンサーが活躍することはわかっていたけれど、しっかりと納得のいく形でシュリに受け継がれたので満足
-シュリは、キルモンガーと会ってしまったことから復讐心に囚われていることを自覚して、まだまだ子供なんだなあって思ったけど、ククルカンとの戦闘の中でそれを乗り越えることができていて、大人になった瞬間を見たように思う
-最初に復讐心から敵を殺そうとし、最後には許しを与えるところは、ウィンターソルジャーに対する前ブラックパンサーと重ねているところがあるなと思った
重ねているつながりでいくと、プロトタイプのアイアンハートが高度を上げていくところもアイアンマンとリンクして見ていた
-エムバクがシュリと絡むシーンは想像以上の大人な対応でエムバクが好きになった
-ネイモアの機動力の高さを活かしたアクションがかっこよくて、これが味方だったらなーって思っていたけど、あの感じだとまた登場してくれそうかなあ