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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのTBearのレビュー・感想・評価

4.3
2022年26本目。2D字幕版。

ティ・チャラ王亡き後、残された者たちを襲う喪失と脅威そして彼らが選ぶ未来ー

ワカンダの王であり最後の守護者であったティ・チャラ王の死から1年。ヴィブラニウムを資源として保有するワカンダ王国は、世界中から狙われていた。

そんな中、ヴィブラニウムを資源にもつもう一つの国タロカン帝国の脅威が、ワカンダ王国に迫ろうとしていた…

チャドウィック・ボーズマンの死を受け、大きく変更せざるを得なくなった『ブラックパンサー』の続編。

深い悲しみに包まれたワカンダの人々を、世界は放ってはくれない。貴重な資源の保有国であるワカンダは、常に外敵に狙われていて、今やブラックパンサーも失った。

ただでさえ狙われている彼らを狙う新たな勢力タロカン帝国。深い海の底に暮らす彼らは、とある1人の少女の身柄を要求する。

ワカンダの何倍もの兵力を持ち、さらには個々が化け物レベルに強いタロカン。ワカンダの人々はどうやって強大な海底帝国に挑むのか。

どのシーンを切り取ってもエモーショナルで、ティ・チャラを失った現実を叩きつけられる。さまざまな困難に立ちはだかられ、さまざまな感情に苛まれても、残された者たちは前を向いて進む。その死を決して無駄にはせず、未来へと繋いでいく。

シュリの心境の変化が繊細に描写されていて、どっぷり感情移入しました。

シュリ、ラモンダ、オコエ、エムバク…それぞれの想いとその変化に釘づけでした。

アイアンハートの登場には、今後のMCUへの期待が膨らみました。

相変わらずロス捜査官は癒しでした笑

チャドウィック・ボーズマンが生きていて、ティ・チャラが主人公の『ブラックパンサー2』も観てみたかった。
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