うどん

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのうどんのレビュー・感想・評価

3.9
ついに〜!!IMAX 3Dにて鑑賞してきました…!

うるっとさせてくるんですよ…。

オープニング、そしてマーベルのロゴのシーン、エンディングシーンにて、私の涙腺ガバガバだった。チャドウィックさん、素敵だったし、ハマり役だったなあ、と改めてしみじみ。本当に惜しまれるなあ…と。

"喪失"から始まった今作、シュリちゃんを中心に、"乗り越え、さらに受け継いでいく"物語のように感じました。ただ、160分はうーむ長すぎた。予告編が素晴らしくて期待値が非常に高すぎた分、正直、良くも悪くも予告編の通りかなという印象。

ただ、ただっ、
・映像の美しさ、特にアフリカならではのカラフルな色遣いや模様を活かした衣装や街並み。
・壮大な自然、そして、あまりにも高度な技術や文明の圧倒感。
・前作からお気に入りの「トゥットゥッ」が響く親衛隊の曲はもちろん、登場人物たちの心情に寄り添うような数々の音楽。サントラ入れました。
・オコエやナキアたち女性陣のアクションシーンのかっこよさ、リリーちゃんのキャラの可愛さ。
・シュリちゃんの服が相変わらず好み。
などの点は、劇場に来て良かったなあと思ったし、作品の魅力を楽しめました。

喪失を乗り越えられないシュリちゃんの葛藤や、お母さんとのシーン、一族の男性たちを失いながらも毅然と強く振る舞うお母さんのシーン、などの母娘シーンもまた、丁寧に描かれていたこともあり、うるりポイントでした。苦しむシュリちゃんだからこそ出会ってしまったアノ人には、驚き!だった。私的には嬉しみポイント。

そして、今回初登場の…
海底王国の描写が美しい〜!!
"ククルカン"改めネイモアさん、かっこよい…たまに見せるニヤリとした笑みがまたァかっこよい…。空飛ぶシーンが予告では一瞬だったので、かなり迫力あって見応えありました。
とはいえ、貴重な資源のあるところに強国がつけ込み、奪おうとし、孤立化させ…というストーリーは、現実に通ずるところがあって悲しい。そんな中で"内乱"のような展開になっていくのは、もどかしさを感じた。

前作と雰囲気がガラリと変わった今作、シュリちゃんの成長物語、未来への希望…という締めくくりで、きれいに終わったな、と思います。ただ、"自国のため"と謳って他国を追い詰めたり、協調がなかなかできない国際社会の描写は、前作と変わらずモヤモヤの残る作品でした。

ぜひっ、ネイモアさん始め、海底王国の皆さん再登場してくださいっ!シュリちゃんの今後も楽しみにしてます。スタッフ・キャストの皆さん、本当にありがとうございました。
うどん

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