MCUヒーローの中で、ブラックパンサーが初めて作品に登場した際には、そこまで思い入れがなかったんだけど、単独作品として前作を視聴し、その格好良さに撃たれ、ワクワクゾクゾクが止まらない面白さにやられ、続編たる本作に大きく期待を寄せていた私としては、仕方ないとしても作品の位置付けもストーリー展開も完全なるチャドウィック・ボーズマン追悼映画となってしまった本作にはやはり残念な気持ちの方が勝ってしまった。
ひと頃、代役は立てないし本人CGも使わないというので、後継者は誰か話題になったけど、私的には順当過ぎて何一つ驚きもなかったし、アイアンハートの造形は初登場とはいえ、やはりアイアンマンのスタイリッシュさに比べて野暮った過ぎてワクワクには繋がらなかった。
天才トニーがあんなに苦労してアークリアクターを完成させた一方で(世の中の技術の進歩が著しく速く、またワカンダの技術支援もあったのだとしても)あっさりアイアンハート作っちゃうのも何だかな〜って感じたし。
まぁネイモアは本作ではヴィランとしての登場だけどたまたまワカンダと敵対しただけで悪ではなく、おそらくは今後ヒーロー側での共闘は十分考えられるから、アイアンハート共々今後の活躍に期待ですね。
こちらのビジュアルイメージはなかなか良かった。足首の翼で飛び回るって面白い。
作品全般としては上記の点はさておき、2時間超えの長さが全く気にならずあっという間、全く退屈しませんでした。
