ピロシキ

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのピロシキのレビュー・感想・評価

3.5
亡きチャドウィック・ボーズマンへ捧げる続編は、残された者たちの悲しみと戸惑いに溢れた追悼映画だった。マーベル・シネマティック・ユニバースの世界線は一旦横へ置いておいて、ただただワカンダの人々を描くことに終始した、という感じである。

とはいえ長い上映時間の大半を埋め尽くすのは、いきなり出てきた技術者の女子大生、ジェームズ・キャメロンが見たら笑いそうな敵国の青い兵隊たち、そして彼らを率いる足首羽根男(ハネオ)。はじめましての人間が多くてなんだかシッチャカメッチャカな印象を受けた。

女帝アンジェラ・バセットの、怖すぎるブチギレ演技に震えた。そしてエンドクレジット、歌い出しの第一声から強烈に持っていくリアーナの、声の凄みを改めて感じた。
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