このレビューはネタバレを含みます
良かった。けど微妙。
「復讐の連鎖を断ち切る」というのは既にティチャラがシビルウォーで結論出してるのに、また同じことを繰り返し、そのために母親や多くのワカンダの民が犠牲になってしまったのがモヤる。
ティチャラ/チャドウィックの追悼作品と捉えるにしても、残された家族が同じ過ちを繰り返すという展開は、過去から学ぶ姿勢を感じられずあまりスッキリしない。
主要キャラがほぼ女性という点はとても良かった。
当たり前に女性が主体となってストーリーが展開され、女性らしさの押し付けもない。
悲しみからくる怒りの感情表現がリアルで(創作物において女性の怒りは表現が甘く雑になりがち)、女性たちが「女」として演出されず「リアルな人間」として存在しているのが良い。