ぽんたけ

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのぽんたけのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

やっと観れた。ネタバレ気にせず好きなように書きます。
まずはチャドウィック・ボーズマンに対しての哀悼やリスペクトが本当に良かった。シリーズ物の主役級の演者が亡くなるのは、ワイスピのポール・ウォーカーが一番に思い浮かぶ。ワイスピでは作中でブライアンは生き続けてて、その見せ方も個人的に好きだけど、ブラックパンサーの区切りの付け方も好きだった。ティ・チャラが作中でも亡くなったことにすることで、他のキャラと一緒にその死を悼むことができる。ラストでシュリが喪服を燃やすところは特にそうで、一緒に悲しくなった。最初のマーベルスタジオのロゴのところももちろん最高。
ただストーリーや展開が今回もあまりハマれなかった。まず中盤までの、ネイモアが話せば分かりそうみたいな見せ方は必要だったのだろうか。ナキアがタロカンの民殺してシュリたち助けて、その報復にネイモアたちがワカンダ来てラモンダ殺して「自業自得だ」って言ったときはそりゃそうだって思ってしまった。ヴィラン側にもストーリー持たせて、魅力的なイメージ付けたいってのも分かるけど、今回の場合逆効果な気がしてしまった。
あとシュリの心情描写が圧倒的に少ない。あれだけ復讐の鬼みたいになってたのに、最後の結末がすごく雑に感じた。ネイモアもあっさり降伏するし、それでワカンダフォーエバーで締められても…という感じだった。
最初と最後のチャドウィックへのリスペクトと、キルモンガー役のマイケル・B・ジョーダンのサプライズ出演だけは良かった。
やっぱりMCU熱が少しずつ冷めてきてる。でもなんだかんだ惰性でも次のアベンジャーズまでは観るんだろうなぁ。笑