ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンの急逝による悲しみと混乱。それを作品内に取り込みその大きすぎる喪失に向き合い乗り越えていく人々を描いた、MCU作品でも屈指の傑作。
とにかく冒頭から涙が溢れ出て止まらなかった。ティ・チャラという偉大なヒーローであり王であり家族である彼の死の悲しみの大きさと、チャドウィック・ボーズマンという俳優に対する愛とリスペクト。そして悲しみを乗り越え彼から受け取ったものをしっかりと後に継なげていくんだという決意表明。その全てに涙が止まりませんでした。特にラストには、もう…！
本当に素晴らしい作品で、ヒーロー映画という枠を飛び越えた傑作です。ストーリーはもちろんのこと、アクション面・映像表現も前作から格段に進歩しており見応え十分。
ファンならずともドラマ性の高さから十二分に楽しめる感動的な一作です。ぜひ劇場でご覧いただきたい。
