金柑

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーの金柑のネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

喪失と追悼。loss and mourning. と思いながら観ていた
MARVELロゴはスタンリー御大の時並みに涙が溢れた

こうして戦争は起こるのだなと生々しい。
RRR冒頭と似ている(違うことはわかってる)感覚だったけど、戦いの動機に同意はできず、でもシュリの思いも思って当然のことであるので、何も考えずアクションに浸ることはできなくて辛かった。エムバクの頼もしさ。
虚無に既に飲まれていると言うシュリ…ハーブを飲んで目覚めた表情がとても幼く見えてshe is only a childの印象にまた辛くなってしまった。そしてブラックパンサーとなって長老たちの前に出た時の、頼もしくも、全力で踏み締めないと頼もしく見えないのではないかというか細さ。ティチャラよりシルバーの刺々しいデザインが多いのも猫が爪出して自分を守っているように見えた。
リリがいて本当に良かった。お忍びで仲良く遊びに行ったりしてほしい。(リリは19だけどシュリはいくつなんだっけ…?)アーマーはなんか日本のロボットアニメっぽさも感じた、アイアンマンほど人型にフィットせずゴツい感じ。ロボットアニメ全然知らないけど

マーベルさんにはシリアスな内容では2時間半超えなきゃいけないというルールはないんだよと伝えたい、ケツ痛い、いろいろ冗長にも感じた
あとVFXアーティストの給料だか労働時間だかの話が脳裏をよぎってなんか今回CGショボめなところ多くない?とか思ってしまった。先入観ありきの素人目感想だけど。
途中英語字幕の2行目がはみ出てたのは元はIMAX幅とかなのかな いいのかそれで

ここ数ヶ月アバターの予告編がガンガン流れてく中で水の中に住む肌が水色で違う言語を話す人たちが出てきたらどうしても既視感は拭えない、こればかりは公開時期の運か

最近出演作観ていなかったから忘れてしまっていたけど、マーティンフリーマンが大好きなことを思い出せた。初登場シーン周りの色んな仕草一つ一つにそうそうこれこれという安心感…一歩重心ずらして首を傾けるとか。でもやっぱマーティンもベネもアメリカ英語喋ってるのちょっと笑っちゃう

エンドロール中の映像で続編に謎を引っ張る新キャラが出てこないのもちょっと安心した。ティチャラ王子はティチャラ王子だし。もうMCUに少し疲れ始めている。見届けたいからなんとか観ているけど。
金柑

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