西木寸

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーの西木寸のレビュー・感想・評価

3.6
ティ・チャラ以前のワカンダ国を投影した敵国の置き方にまずワクワク。

彼を支え、支えられてた人々が、亡き世界に対応しようとする懸命さと、垣間見える存在の大きさが、彼を讃え追悼する。
あくまで登場人物達の未来を主役に、彼を想う。

一方、凄く靄のかかった作品でもある。

「王としての選択」と「伝統とテクノロジー」と本来別々であった役割に加え、「国王の死」という重大テーマを「ある人物」が担う必要が出て、丁寧に描いた結果、前者は融合できたけど、後者は浮き、間伸び間も否めない。
西木寸

西木寸