追悼映画。
今作を語る上でやはり欠かせないのはティ・チャラ役のチャドウィック・ボーズマンの急逝でしょう。
何となく予告で察しはつくし、これくらいであればネタバレにもならないと思いますが、今作では何と実際にブラック・パンサーの死という形で物語が始まる。
俳優が亡くなってしまった場合に、キャラクターをどうするのが正解なのかは意見が分かれるところだと思いますが、個人的には映画というフィクションの世界で俳優の死を暗示させる描き方をするのはどうかと思ったりもして、ちょっともやもやしたり。
そういうテンションなので、今作は全体的ににずーっと暗くてお通訳ムード。
仕方ないと言えば仕方ないんですが、仮にもアメコミ映画としてこれはどうなんだろう…。
ただ、ヒーロー不在の中でもククルカンなど魅力的なヴィランの登場もありそれなりに盛り上がるのはさすがMCU。
ただやっぱり「ブラックパンサー」としてはちょっと弱いような…