Rio

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのRioのレビュー・感想・評価

3.5
・2時間半と長作だが、ずっとマーベルらしいワクワクするギミックが介在し続け、一瞬に感じるほどのめり込んだ。また本作だけに限っては欠かすことのできないチャドウィックボーズマンへの追悼の意や彼がいないことの物悲しさが散りばめられており、それもグッと入り込んでしまう要因の一つ。ワクワクするのに所々で自然と涙がでてしまう。そんな作品だった。

・シュリが主人公。ただ、突然の悲劇でだいじなものをたくさん失い、まだ若いにもかかわらず国を統治しないといけない責任など、いろんな重圧を乗り越え誕生した新ヒーローである彼女に心から感情移入し応援をしていた。よくある復讐から得られるものはない、という流れを無視し若さと怒りでぶつかるが、最後女王としてあの意思決定をしたのはすばらしい。きっとあの和解は今後のマーベル作品につながる重要な伏線と役割になっていくのだろうとワクワクが募る。

・世界観や登場人物の素材が確立されすぎてて本当にかっこいい。シュリもオコエも街に繰り出すときスタイルがカッコ良すぎる。ファッション、音楽含めとにかくクール。
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