要素をゴチャ混ぜにしすぎ。
チャドウィック・ボーズマンが急遽したせいもあってなのか、全体的に葬式みたいな内容なんだけど、そこに政治スリラー要素や二代目(?)アイアンマンまでもが組み込まれたことで、ゴチャついていたように感じたし、3時間近い尺を与えられていながらそれらをあまり整理しきれていないような印象を受けた。どれか一つに絞った方がまだ見やすかったんじゃないかな?
そもそも新しく主人公を継承したシュリにティ・チャラほどの魅力やカリスマ性を感じられず、まだラモンダ女王の方が魅力的に感じたし、テクノロジーに傾倒しているシュリは自国の文化や伝統を護ることをテーマとしてきたシリーズの主人公にあまり向いてないようにも思える。変に二代目ブラックパンサーの襲名に拘らなくても、ラモンダ女王を先頭にした政治スリラーに焦点を置いていた方がまだ綺麗にまとまってたのでは?色々と残念な1本。