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ダーリンのガリのレビュー・感想・評価

ダーリン(2019年製作の映画)
2.8

野生児の話で、
そうなんやろうと思うラストはラストなんだけど、ラストが焦点ではなく、いろんなイヤな人間が居た。

野生児のダーリンは言葉も話せなく、
獣のように四つん這いで動き、
獣のように食べる。

彼女は病院の前で車にぶち当てられて、そのまま処置を行う事もなく
あばれる。

その話を聞きつけた経営破綻になっている司教はしめしめと野生児を受け入れ、
この教会で野生児を更生させたとしたいがためにダーリンを受け入れる。

イキナリ普通の子らと生活させるのにはびっくりしたけど、ありえない感じで順応していくダーリンは可愛らしかった。

彼女を探し回る彼女の育ての親。
彼女が少女達に強いている事には
憤りが感じられるが、

司教はもっとサイテーで。サイテーすぎてなんだアイツ!!

子供でも野生児でもなんでも
その子のはじめてを奪おうとする男には吐き気がする。

わりとダーリンの身の上は安易に読めたのですが、不憫な少女に群がる
金の匂いと性の匂いを嗅ぎつける大人というものにはリアリティはあった。

大人は子供を汚してはならないし、
恵まれない子供は野生児にならずとも
全ての大人が愛をもって救ってあげてほしいもんだ。

結局男が悪いんじゃないか!!

でも基盤は『 マザーズディ 』的作品なのですが、イカれた繁殖を繰り返す女より少女の立場になれない男の卑猥さが勝ちましたね。。

野生児ボスの背景が無さすぎて、、
続編やるの??

切ないね。。

野生児の顎の力と歯の威力はすごい。
肉食の歯なのか?
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