こぅ

ふたりのこぅのレビュー・感想・評価

ふたり(1972年製作の映画)
4.3
お陰様で
✨400号レヴュー✨

チョイス、発注したのは、フォロワーKさんの
レヴューでお父さんとのモロッコ旅行での思い出を
語っていて、深く感銘を受けた、希少品の本作。
(ラッキーなタイミングで良品をで購入。)

名称ロバート・ワイズ監督による悲恋、
【ラブ・ストーリー】。

ピーターは、どこか陰のあるナイーブなエバン役が
マッチしていた。(また笑顔が凄く良い。)

対するディアドラ役リンゼイは明朗で積極的で、
終始綺麗だった。

2人のファーストコンタクトは最悪だったのだが、
直後に意気投合してしまうのは、観ていて微笑まし
かった。

本作で勝利しているのは、プロットだ。
序盤でも分かるが、エバンは、ワケあり男で、
後◯時間しか一緒に居られないという【タイム
リミット】の提示(設定)が、のセンチメンタルな
劇伴と相まって、2人の【儚い時間】を印象的に
演出している。また◯◯テーマも盛り込んでいる
のも特筆。

テンポはゆっくり目なのだが、飽きないのは流石は
【太陽がいっぱい】のアンリ・ドカエの撮影効果か。

半ばあたり、一旦は別れる2人だが、その前の
伏線的会話から再再開するシークエンスのお互いを
見つけての熱いキスは、一気に昂ぶった気持ちが
伝わってくるベストシークエンスだ。

あと数時間で、、パリを観光してからディアドラ
の泊まるホテルルームに向かうエレベーター内での
一言〜隠れてしまう【茶目っ気】はとても魅力的で
、彼女に惚れてしまう事間違いなし⁈。

終盤の溜めに溜めて(観る者を焦らして⁈)
からのベッドインのタイミングがベストで、本作
を軽く観せていないポイントだろう。


ラストは【ありきたり】にしなかった、A・N・C
的⁈と捉えた。
が、2人に希望の光があると捉えたい。
こぅ

こぅ