めしいらず

巴里の屋根の下のめしいらずのレビュー・感想・評価

巴里の屋根の下(1930年製作の映画)
2.3
げに恐ろしきは女の思わせぶりと移り気の早さである。遠くにいる男よりもそばにいてくれる男。そんな風だから男同士の諍いは絶えないのであった。しかし喧嘩にナイフだの拳銃だのと何とまあ物騒なことよ。決闘文化の名残なのかも。ラストに少し滲む悲哀がフランス映画である。最初期のトーキー映画であるけれどほとんどサイレント映画のよう。それはまだトーキー慣れしていない観客への配慮であったそうな。
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