mikoyan358

巴里の屋根の下のmikoyan358のレビュー・感想・評価

巴里の屋根の下(1930年製作の映画)
3.0
ルネ・クレールの代表作であり初トーキー作品。好きになった女性が色々あって別の男に取られ、という超シンプルなストーリーなのであまり頭で考える必要がなく、まあ映画の黎明期に含まれる作品らしい感じではある。それよりも、男の部屋における女性との攻防wをはじめとしたリズミカルに進む登場人物たちの動作、そして改めて考えると「トーキー最初期にしては進んでるよなあ」と思える声・効果音などをうまく使った街とそこにいる人たちの活気など、映像と音がもたらす「100年近く前のパリの空気感」が楽しめるという意味で、存在価値が高い作品かと思う。
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