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巴里の屋根の下のodyssのレビュー・感想・評価

巴里の屋根の下(1930年製作の映画)
2.0
【うーん、古いね】

1930年の映画。モノクロ、スタンダードサイズ。
まだサイレントがトーキーに移り変わっていく途上で、この映画もいちおうトーキーではあるけれど、サイレント的な手法が随所に残っています。

今の劇映画を見慣れた人間からすると、やはり物足りない感じが残るのはやむを得ません。人間の造型も浅いし、展開もご都合主義的。男たちの中心にいる若い女は誰につくのやら、あっちにふらふら、こっちにふらふら、女心と秋の空というフレーズの権化みたい。

実は勘違いしていて、昔一度見たと思っていたのですが、DVDを借りてきて鑑賞したら、見ていない映画だったと気づきました。巴里・パリのつく映画は多いですからね。「巴里の空の下セーヌは流れる」と間違えたかな(汗)。
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