トノモトショウ

巴里の屋根の下のトノモトショウのレビュー・感想・評価

巴里の屋根の下(1930年製作の映画)
2.0
サイレントからトーキーへと移行していく映画作りにおいて、その両方の利点をうまく噛み合わせた豊富なアイデアが見て取れる。セリフがなくても伝わるならサイレントで充分だし、暗闇での会話や歌のシーンではトーキーが最適。物語そのものはただ一人の女を取り合うだけの凡庸なもので、これといって感情移入できない。