赤塚不二夫の漫画『おそ松くん』の登場人物イヤミ、
「シェー」のポーズが可笑しい。
名前のとおりちょっと鼻持ちならないところがある。
口癖は「ミーはおフランス帰りザンス」。
お高く止まってる。
昭和のこの時代、フランスは
おしゃれで高級なものの象徴だったのだろう
この映画はそれよりちょっと前ぐらいかな。
人情味、ほのぼの感がある。
イタリア映画『自転車泥棒』などと似た印象があるが
でもやっぱりパリ。文化の香りが匂い立つ。
安易に恋愛成就で「FIN」じゃないあたり
フランス的、大人映画だ
いい映画。名作だと思う。
縦移動、俯瞰(ズームアウト)、カメラワークが秀逸。
トーキーもいい。「沈黙」(無声)って素晴らしい。
こういう映画の楽しみ方ってあるんだ