映画好きの柴犬

海辺の映画館―キネマの玉手箱の映画好きの柴犬のレビュー・感想・評価

4.0
唯一無二で点数つけられない

 閉館になる映画館の最後のオールナイト上映「日本の戦争映画大特集」に集まった人たちが、映画の中に入り込んで戦争のあった時代をかけぬける。

 大林宣彦監督の遺作にして、大林ワールドの集大成。その表現は、既存の映画の文法に納まらない唯一無二の玉手箱で中毒性も高い。しかして、そのメッセージはどストレートな反戦。なかなか人には勧めにくいが、説明しようもないので、とにかく見てみてとしか言えない。