MizueTakadaka

海辺の映画館―キネマの玉手箱のMizueTakadakaのレビュー・感想・評価

2.2
大林宣彦監督の遺作?

…………

特殊すぎる作品で
感想もいいにくい…(^_^;)

コラージュでできた
シュルレアリスムな世界を
映像で描いたアート作品…
って感じでしょうか…?

演出としては、とてもユニーク…
けど3時間の長さを
このおかしな演出だけで
見させられるのは
見てる方には苦痛かも…

映画と戦争をテーマにはしているようで
きっと監督の何らかの
メッセージが
たくさん散りばめられて
いるのだろうけど
情報を詰め込み過ぎていて
全然人には伝わってこない…と思う

見てる側も、わけわかんな過ぎて
どうでもいいや…と
投げ出してしまうと思う

演出的には、ふざけてる感じなので
真面目に見る気も起きません

こういう実験的な演出でやるなら
長くても70分くらいにして欲しいわ…

でも、見てる人のことなんかガン無視で
やりたい放題やりちぎっているのは
ある意味羨ましい…

余命宣言されていた上での
製作なようなので、周りもいろいろと
好きにさせてくれたのでしょう…

なかなか、こんな作品は
作れないだろう…
という点に加算はいたします

遺作…ということを考えると
監督の亡くなる前の
走馬灯を見せられているのかな?
なんて風にも思えてきます

ゴールデンタイムに
地上波で放送されることは
ない作品でしょう…
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