Kiko

海辺の映画館―キネマの玉手箱のKikoのレビュー・感想・評価

5.0
観終わったあと、思わず拍手。
放心状態。
映画を越えた、ひとつの芸術作品。
3時間の超大作。まったく飽きなかった。
(と、いうか情報量や表現に圧倒されてついて行くのに必死だった)

“人を殺す”が正義となり、
“人を殺したくない”。
が通用しなかった時代。
それが正しいと信じこまされていた時代。

戦争映画を美化してはいけない。
戦争はただただ、殺戮の歴史。

その戦争への足音が近づいている。
と多くの知識人が叫ぶいま、
本当に怖くなってきてしまった。
こんな時代になってしまうの?

止められるのだろうか、いや止めなくては。
でも、果たして何ができるのだろう。

まずは、きちんと戦争の事を知ることだと思う。
“歴史”
という学問ではなく、
その時暮らしていた、
ひとりひとりの日常生活を自分事として捉えてなくては。

もう他人事ではいられない。
Kiko

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