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リサと悪魔のtigerpantsのレビュー・感想・評価

リサと悪魔(1973年製作の映画)
3.2
イタロ・ホラー黄金時代の名匠、マリオ・バーヴァ監督の初期作。のちに追加撮影と編集が加えられ、『新エクソシスト/死肉のダンス』として公開されたフィルムのオリジナル版……みたいな話は、さて置くとして。

イタリアのトレドを訪れていたヒロインのリサは、観光中に迷子になり、偶然通りかかった車に乗せてもらうが、途中で車が故障し、古びた洋館で一夜を過ごす羽目になる。エキセントリックな女主人とその息子、怪しい執事が暮らしていたその洋館には、無数のマネキン人形がおり、夢と現実の境目が曖昧ななか、悪夢のような事件が続々と発生するのだった……。

とにかく(シルヴァ・コシナ扮する)リサがびびりまくり、そんな彼女を脅かすのが、テリー・サヴァラスやアレッシオ・オラーノといったソース顔の男優陣。目眩がしそうなほど豪奢で浮世離れした洋館の描写や、人形を駆使したトリックなど、見どころは多数あれど、もっさりとした展開にノれないと、途中で飽きてくるかも?

あと(酷い目に遭い続けながらも)リサのビビッドなファッションも注目どころ。というか、どこに着替えがあったの?(なんて言ってはいけない)。
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