オリバー・ストーン監督、タランティーノ原案によるブラッククライムコメディ！
父親から性的な虐待を受けていたマロリー(ジュリエット・リュイス)肉屋の配達をしていたミッキー(ウディ・ハレルソン)と、駆け落ちをして、行く先々で殺人を繰り広げる。
加熱するマスコミ報道や、警察の追跡をあざわらう2人だったが、ついに彼らが逮捕されてしまう。
タランティーノは、脚本を務めていたそうで、オリバー・ストーンのストーリー改変により、クレジットを降りています。
ジュリエット・リュイスとウディ・ハレルソンの逃避行！アニメや燃え上がる炎、劇中劇となるバラエティ番組や、反転する色調など、トリッキーな映像で表現していますが、展開こそは違えど『ワイルド・アット・ハート』の焼き直しにも感じてしまいました。
とにかくトミー・リー・ジョーンズの大怪演が印象に残るくらい。
マスコミと警察の癒着や腐敗など、現代風刺もイマイチ切れ味が悪く、何より身勝手極まりない殺人鬼カップルに、1ミリも同情しようがないので、結構な胸糞ガーエーでしたね。つまらないことはないけど、何度も繰り返し見る作品ではないかな。笑
