たけちゃん

地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガンのたけちゃんのレビュー・感想・評価

3.8
おい、アンギラス、すぐていさつにゆけ!


監督:福田純、特撮:中野昭慶 1972年製作
脚本:関沢新一、音楽:伊福部昭
主演 石川博、梅田智子、ひし美ゆり子


GWも終わりますね……...( ==)トオイメ
誰ですか?GWは"我慢"のウィークなんて言ったのは!
違います( ` Δ´)
GWは"ゴジラ・ウィーク"(ガメラでもよい……)
毎年やってますが、やっぱり今年も実施します( •̀ω•́ )و✧……嫁からは、どうしたの急に?と訝しがられました( ¯−¯ )フッ

こんな時だからこそ、ゴジラ!
特に、リアル路線ではなく、正義の怪獣と化したお子ちゃまゴジラが観たい( ˘ ˘ )ウンウン
ってことで選んだのは「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」。僕が小学生の頃、リアタイで観た作品です。

何度か話題にしていますが、70年代は第2次怪獣ブームとしてゴジラ映画が盆と正月を賑わしていました。少年たけちゃんも仮面ライダーより、ウルトラシリーズよりゴジラが好きで、親を拝み倒して劇場に連れて行ってもらってました。そりゃあ、そのために勉強も頑張りましたよ(笑)

記憶では、前作「ゴジラ対ヘドラ」から以降がリアルタイム鑑賞だと思います。特に、今作「ゴジラ対ガイガン」は娯楽ゴジラの中でもかなり思い入れが強いです。なんせ、敵のガイガンが大好きで。
だから、ノートにゴジラと共にガイガンを必死で描いていた記憶です。絵心ない僕の数少ない得意な絵のひとつ(ˆωˆ )フフフ…

そんな理由で、今日は童心に返って観ましたよ(^o^)ノ






さて、映画です。
1972年に公開されたゴジラ第十二作目。
東宝チャンピオンまつりのメインです。同時上映は「ミラーマン」や「かしの木モック」などでした。「ミラーマン」も大好きよね。

そう言えば、その「ミラーマン」や初期のゴジラの造形に携わっていた開米栄三さんが4月24日にお亡くなりになりました。僕はほとんど知らなくて、訃報に触れて調べたんですけど、色んな場面でお世話になっていた方なんですね。
ご冥福をお祈りします。



オープニングクレジット、カッコイイなぁ。
ビーム音に合わせ出てくるの、良いね~。
俳優よりも先にスタッフの名前をアピール。
今作はゴジラ俳優として知られる中島春雄さんの引退作で、今作でガイガンに入っていた中山剣吾さんは、後に薩摩剣八郎の名前でゴジラのアクターになるんです。だから新旧ゴジラ俳優が対決するエモい作品なんですよ( •̀ω•́ )و✧


ストーリーは異星人による侵略物で、"M宇宙ハンター星雲人"が登場。その真の姿はみんな大好き"ゴキ〇リ"Σ( °-° )ワオ、ホンモノ

世界の平和のためにと"世界子供ランド"というテーマパークを建設していたが、実はそれこそが侵略者の秘密基地だった……って、大阪万博後ではあるけど、テーマパークって今っぽいよね。そのメインがゴジラタワーで、なんとシンデレラ城と同じ高さ50m。デカい!

そして、"M宇宙ハンター星雲人"は、地球最大の脅威、ゴジラを倒すため宇宙からおなじみキングギドラに加え未来怪獣ガイガンを呼び寄せるんです。
このガイガンの造形が本当に素晴らしい。
敵怪獣でこれ以上カッコイイのありませんよ。
サイクロップスみたいなゴーグル風の目のデザインや、ハンマーハンドと呼ばれる鈎状の手、お腹に仕込まれた回転カッターなど凶悪なフォルムはサイコーです。

そのガイガンとキングギドラに対し、地球側はゴジラとアンギラスの仲良しチーム。このタッグ戦が今作の魅力です。ゴジラが倒されそうになった時、めっちゃ応援したもんね。手に汗握った。ほんと、エンタメとしてよく出来ていましたよ。

ガメラを意識したのか、血を流すゴジラに驚いて、当時劇場で手を握りしめました(> <。)


また、前作のヘドラ同様、時代を映す社会性もあり。ゴジラ映画、実は流行に敏感なんです。
それにしても、みなさん、スカート、短かすぎません?本当にミニが流行した時代だったんだなぁ( ¯−¯ )フッ

僕らのアンヌ隊員ことひし美ゆり子さんが出ているのも嬉しい( ˘ ˘ )ウンウン

"機械は不要。親から貰った2本の足で走ろう!"なんてセリフによる科学文明批判もサラッと織り込んでます。


エンディングなんかは、テーマ曲に乗って帰っていくので、もう、完全にヒーロー映画だもんね。
はぁ、大好き。
満足しました(ˆωˆ )フフフ…
よし、明日からまた頑張ろう!