ジョージ・ミラーの新作。しかし、MMFR監督の最新作という視点だけで観に行ってしまうと肩透かしをくらう可能性大。ちなみに主体は「アラビアンナイト」ではなく（入れ子構造で物語を聞かせるという意味では間違ってはいないけど、タイトルにするかなあ...）「三千年の願い」の方。
壮大なのにものすごく個人的、また知的で同時に官能的な、理性と欲望にまつわる大人（かなり高年齢の笑）の孤独と愛の物語。超ロマンティック。
一部解釈に悩むところがないわけではないけれど、私はかなり好き。でもこれは好みが分かれるでしょうというか、なんならR40指定（自己申告制）くらいかも笑。
ティルダ・スウィントンの物語論学者、イドリス・エルバの魔人はどちらもこれ以外にない、というハマり役。
そして、MMFRを何回観たかわからない私は、ロンドンの隣人のおばあちゃんを見た瞬間に思わず「あっ！」と声をあげそうになった(笑)。
もう普通の人間の役はできなかろう(笑)と思っていたティルダさまが、最高に知的でキュート。髪型からメガネから服まで、あまりにもどストライクで全部マネしたい！（私がやっても、ああはならない💦）
