このレビューはネタバレを含みます
もっとがっつりファンタジーかと思っていたので、何の話だったんだ…と困惑したまま見終えました。
ジンの憂いをおびたような表情、静かな語り口、人ならざるものという印象はとても魅力的で良かった。
私はジンはアリシアの妄想だと思っていました。ジンが語る内容もすべて本当はアリシアの妄想の産物だと。でもお隣さんに挨拶してるし、最後はサッカーしてるし…。
3つの願いを叶えないとジンは自由になれないとわかっていても、アリシアはひとつしか言わずじまいなのは自分勝手すぎるなあと思いました。あなたを愛したい、と言っておいて愛する相手が自由の身になれないように束縛してるようなものでは? ジンは願い事だからアリシアを愛しているだけであって、本当に愛してるわけじゃないのでは? それはそれで、人間のエゴだなあ~って感じで好きではあるのですが…。
ゼフィールに対しては願い事3つ叶えたように見えたけど(知識が欲しい、ジンのように覚醒して夢を見る、ジンを忘れる)、それでジンは自由になれなかったのだろうか。
ジンは多分実際の役者さんより大きく見えるよう編集?してると思うんですが、アリシアの目線がジンの顔に向いてない場面が多いので、わざと目線を合わせてないという演技なのか、うまくいってないだけなのか変なところでモヤりました。