リョウ

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコのリョウのレビュー・感想・評価

1.1
完全な詐欺映画。
予告編&邦題がともかく詐欺。
映画の開始と同時に浮かび上がる原題に思わず私のシックスセンスがうずき出す。
「ん、ん、何だエレクトリカルライフって?」
そして猫ちゃんの映画(だと思っていたのに)何故か最初の10分で既に私のお舟が漕ぎ始めてしまう。
「ね、眠い。眠すぎるぞ。
そしていったいいつになったら猫ちゃんが出てくるんだ!?」
何を隠そうベネディクトカンバーバッチ演じるルイスウェインは良家の生まれなのにどこか世間ずれした変人男。
一応画家の名で生計を立てているけど本人的には電気の特許を取得してそれで暮らしていきたいらしい。
である日妹達の家庭教師の女性クレアフォイと恋に落ちるんだけどどうやらこの時世、この結婚が身分差がありすぎて世間からつまはじきにあってしまうらしい。
でもこちらから言わせてもらえばあんな風に男性トイレまでズカズカと入って愛を確かめあったらそりゃ悪い噂も流れるわ。
何かこの変人カップルが愛を誓ったシーンの下りもよくわからんしその後の結婚生活も思いの外短い。
というかお前らのそんなどーでもいい恋愛話なんて1ミリも興味ないわ!
早く猫ちゃんを出さんか~!!!
時間を計ってないので詳しくはわからないが上映時間が半分過ぎてからようやく待望のネコちゃんが登場。
さあさあ、ここからですよ。
ここからたくさんの猫ちゃんが出てきてベネディクトが猫ちゃんの絵を描きまくってやがて成功していくという。。。
ここでもまた愚かな私は詐欺にあってしまう。
え、その1番重要なシーン省略するんかい(怒)
ベネディクトがどうやってたくさんの猫ちゃんと出会って猫ちゃんの絵を描いたのか、どうやって猫ちゃん専門の画家として成功したのかぜーんぶ省略してあった。
次に出てくるのは何故か成功の梯子を登りきった後の落ちぶれたカンバーバッチ。
もういいよ、もうそんな老け顔メイクしたカンバーバッチなんて観たくないよ。。。
途中少しでも観客の心をなだめようと無駄にタイカワイティティが出てくるという謎のサービスシーン。
そして全てが終わったエンドロールでようやく我々は眼にすることになる。
ルイスウェインが生涯どんな猫ちゃんの絵を描き続けたのか。
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