Layla

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコのLaylaのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

観ててずーっとつらかった。絵を描くことでしか世界とつながれない、器用な生き方が出来ないルイスにとって、特に制約の多い時代の人間世界では本当に生きるのがやっとで、エミリーとネコたちがいたから、この世界を美しいと思えたんだなぁ。成功した画家だと言うことがわかった上で、こうして映画にして編集された状態で見ていると、もう少しうまい商売ができなかったのか…とも思うけど、その時その時はその決断をするしかなかったんだろうし、家族も誰も悪くないからこそやりきれなかった。ルイスをありのまま愛し、支えてくれた賢い妻のエミリーが生きていれば、もう少し違った人生もあったのだろうけど、ルイスが悲しみを創作の原動力にしてあのネコたちの絵を生み出したのだと考えると、それもタラレバ話。最後は猫ちゃんたちに囲まれて穏やかな晩年が過ごせたのは本当に良かった。
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