誰もが一度ぐらいは目にしたことがある猫のイラスト。ルイス・ウェインという英国のイラストレーターの実話に基づくストーリーです。
猫、カンバーバッチ、実話ということで期待して観ました。演出と構成があまり好みではなく途中で飽きてしまいましたが、感動されている方も多いので個人的な好みの問題です。
10歳年上の女性を愛し、周囲から大反対されながらも結婚。しかし、妻は3年で死去してしまう。妻が愛した猫のピーターと共に3人で過ごすシーンはとてもいい時間だった。彼女の言葉どおり猫の絵を描き、やがて彼はイラストレーターとして成功していくが、次第に精神的に病んでしまう。
カンバーバッチの病みっぷりと、老けていく様子がお見事でした。エンドロールで彼の猫のイラストを観ることができます。
擬人化した猫、精神が病んでから書くサイケな猫、どれも可愛いし面白いけど、初期に描いたただのデッサンがいちばん好きです。