けーな

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコのけーなのレビュー・感想・評価

3.4
私は、断然犬派で、猫は、ちょっと苦手なんだけれど、そんなこと関係なく、今作を楽しめた。楽しめたと言っても、笑えるような話ではない。

猫をモチーフにした絵で有名な、実在したルイス・ウェインの物語。

もしかすると、今までに観たベネディクト・カンバーバッチ主演映画の中で、1番のハマり役だと思えた。精神を病んだ、難しい役柄だけれども、素晴らしい演技だった。年を取って、白髪になり、弱々しく歩く姿も、とても巧くて、目を見張るものがあった。

ストーリーとしては、暗く辛い内容なのに、絵画のような切り取り方をした、美しいシーンが多く、魅了された。エンドロールで、ルイスの猫の絵を見ながら、癒される気持ちも湧いてきて、ジーンとした。

イギリスの名バイプレイヤーのトビー・ジョーンズが、やっぱり、とても良かった。彼の英語の発音が好きだな。

「生きるLiving」で、マーガレットを演じていたエイミー・ルー・ウッドが、ルイスの妹のうちの1人だった。

ナレーションが、なんとオリヴィア・コールマンだった。

タイカ・ワイティティも、ちょこっと出てきて、びっくりした。
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