このレビューはネタバレを含みます
凄くほっこりする映画。
キャラクターの良さだけならアメコミ映画トップクラスの出来だと思う。
ご存知、アメコミのど根性ガエルことヴェノムとトムハーディによるドタバタ劇場第二弾。
コンパクトな97分の枠に収まった分かりやすいストーリーに加えてコミカルで面白いコンビ芸!
前作でのプロットが行方不明だった部分がある程度改善され、かつての日曜洋画劇場で放送されてたB級娯楽映画のテイストが全開のポンコツバディムービーへと進化した。
本作が日曜洋画劇場っぽいなと思った最大の理由は、本作のヴィランであるカーネイジとシュリークの存在だ。
二人からはティムバートン作品みたいなレトロな雰囲気が醸し出されていて、まるであの頃の映画のキャラクターがそっくりそのまま2020年代に乗り移ったみたい。
その極め付けだったのがラストバトル会場が礼拝堂!
高いところから落ちて呆気なく死んじゃう様式美もしっかり世襲されていて、そこらへんがむっちゃ日曜洋画劇場だった。
ヴェノムやカーネイジという超有名キャラクターの残虐性を削ぎ落としてしまったのはちょっと残念だったが、気軽なアクション娯楽映画のスタイルを崩くことなく最後まで楽しい物語が繰り広げられていたので個人的には大満足した。
エンドロールが長いのはご愛嬌。
※ここからはネタバレ注意
ポストクレジットでアイツが出てきた瞬間鳥肌が立った。
遂にトムハーディもMCU入りかー。
どさくさに紛れて鉄十字団も登場しないかな。
一体どうなるんだろう。
でも、今の僕がそれ以上に気になっていることがあって、それは
【アニメジョジョ6部にスパイダーマンは登場するのか?】
ほら、ボヘミアンラプソディ発動時のアレ!
いやホントマジでどうなんの?!
原作通りであってほしいんですけど!!
そこが一番気になってます。