カナノシ

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジのカナノシのレビュー・感想・評価

4.0
ライフ財団の宇宙開発により秘密裏にもたらされた地球外生命体シンビオート。
彼らは強く凶暴で危険ではあるが、地球では何かに寄生しなければ生存することが出来ない。
その一体であるヴェノムに運良く、あるいは運悪く適合してしまった記者エディはこの奇妙な共存関係に辟易していたものの不思議な友情を感じていた。
ある日、連続殺人事件の犯人として収監されている囚人クレタスを取材している最中、挑発されたエディは牢屋越しにクレタスに掴みかかる。
その手に噛み付くクレタスを看守が引き離し、取材は敢えなく中断してしまう。

しかし、それは「新たなる最悪」の誕生の瞬間だったーーーーな話!


ただただ可愛いヴェノムの「ひとりでできるもん」を見守る映画。
完全にピョン吉。前作よりもっとピョン吉。

原作でも屈指の人気キャラ、ヴェノムとカーネイジのド迫力バトルは圧巻。
相性が良すぎるヴェノム・エディに対し、個々のポテンシャルはめちゃ高なのに絶望的に食い合わせが悪いカーネイジ陣にはもう失笑。熟年のコンビ漫才と若手の勢いあるトリオのコントを見ているよう。
短時間で起承転結ギュッとまとめているので非常にテンポ良し。これギリギリじゃない?ちょうどギリギリでおさめた感じ。
間延びも急展開も無し。良き。

そしてラストのアレよ。
アレは凄いことやと思うよ。
今後の各バースの映画が楽しみ過ぎるわ。

3人分け合って仲良く食べよう、すもも兄妹的な作品でしたー。
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